日本でも骨董ブームというのがあったのです。それはとても景気が良かったときであり、1980年代から1990年くらいまでであり、この時に物凄く骨董品が高値で取引されていたのです。要するに、お金が余っていたから、そちらのほうに回すことができるようになったり、成金がステータスのために買いあさった、ということです。そうしたことが骨董市場ではよくありますし、景気が良い国が出てくると世界的な影響があります。例えば、中国がとても好景気なのですが、やはり金持ち連中が買いあさっている状況ですから、実は相当、骨董市場が高騰しています。もちろん、この場合は中国人が好きそうな骨董、ということになりますが、やはり元々ステータスのために買うわけですから、あまり関係がないが世界的には価値が認められている絵画などの芸術品などはよく買われるのです。骨董市場はどうしても趣味の領域ではあるのです。余裕があるからこそ、買うような世界なのです。